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バイクの車検に必要な費用と書類について解説

排気量が250m3を超えるバイクも車と同じように車検を受ける必要があります。車以上に趣味性の高い乗り物であるバイクだからこそ、中にはユーザー車検を検討しているライダーの方もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、バイクの車検にかかる経費や必要書類について詳しく解説していきます。

まずはバイク車検にかかる費用について、ディーラーに依頼する場合、代行業者に依頼する場合、ユーザー車検で行う場合の3つのケースに分けてその違いを解説します。

ディーラーに依頼する場合

最初に解説するのがバイクを購入したディーラーにて車検を依頼する場合についてです。

車同様、ディーラーの場合は車検を通すためだけの検査項目だけでなく長期的に安全快適にバイクに乗れるような点検、整備を行うため費用は最も高くなるのが一般的です。

費用としては、以下に挙げた必要不可欠な費用14,820円に、整備の際の消耗品代や交換部品代、技術料、代行手数料などが加算されたものとなるため、40,000~60,000円程度となります。

・自賠責保険料:9,270円(24ヵ月)

・重量税:3,800円

・印紙代:1,750円(基準適合性審査の印紙代は1,300円、自動車検査手数料の印紙代は400円、用紙の印紙代は50円)

ディーラー車検は費用はかかりますが、その分手厚くバイクをチェック、整備してくれるため普段自分ではメンテナンスができないという方にはオススメです。

代行業者に依頼する場合

代行業者に依頼する車検とは、ディーラーに依頼する場合とは異なり車検に通すための検査項目に絞って整備を行ってくれる車検のことです。そのため費用はディーラー車検よりも安くなるのが一般的で40,000円以下程度にまで抑えられるでしょう。

日頃からオイル交換など、ちょっとしたメンテナンスは自分で行っているという方に向いていると言えます。

ユーザー車検の場合

最後にユーザー車検の場合ですが、はじめにご紹介したディーラーに依頼する場合にかかる費用で解説したとおり、必要不可欠な経費である14,820円にプラスα、必要な消耗品代や交換部品代が加算されるだけなので、場合によっては20,000円以下で済むこともあります。

車検の検査項目レベルの整備が自分ででき、かつ車検場に持ち込む時間と手間がかけられる場合には最も費用を抑えることができる車検と言えるでしょう。

バイク車検に必要な6つの書類

車検の費用についてわかったところで、ここからはバイクの車検に必要な書類について解説していきます。

自動車検査表(車検証)

バイクの現在の車検証になります。車検証については備え付けてあることが義務であるため、シート下などに常備されている場合が一般的ですが、万が一、紛失してしまった場合には管轄の陸運局で再発行してもらうようにしましょう。

軽自動車納税証明書

毎年5月頃に支払う軽自動車税の領収書が納税証明書となります。車検の際には必要であるため、支払った後にもしっかりと保管しておくように注意しましょう。振込やクレジットカードで支払った場合には後日証明書がハガキで届くことになります。こちらも万が一、紛失してしまった場合には管轄の市区町村にて再発行が可能です。

自動車損害賠償責任保険証明書

いわゆる自賠責保険の証明書になります。自賠責保険は加入が義務であるため、期限切れがないように注意しましょう。こちらも車検証同様に普段はシート下に常備しておくことが一般的ですが、車検前には紛失していないか確認しておくとよいでしょう。

継続検査申請書

車検の際にコンピュータで車検証を発行するために必要な書類となります。継続検査申請書は陸運支局で入手できるため事前に用意しておくのもよいでしょう。

必要事項については間違いがないよう、車検証をしっかり確認しながら記入することが大切です。またコンピューターでの読み取りが必要になるため、折り曲げたり汚したりしないよう注意しましょう。なお、ユーザー車検以外ではご自身で準備する必要はありません。

定期点検整備記録簿

法定12か月点検をすることは義務であるため、メンテナンスノートという形でバイクに積載している場合もあります。

なお、ユーザー車検に限ってではありますが、前検査(後整備)と呼ばれる「先に車検を受け、その後に整備を行う」という形を取る場合には必要ありません。ただし、車検証には「点検整備記録簿なし」と記載され、かつ後日、啓蒙のハガキも届くため、省略することなくしっかりのご自身の責任のもと法定点検を行うようにしましょう。

自動車損害賠償責任保険証明書(新しい車検期間用)

前述した自賠責保険の証明書はこれまでの車検期間のものであったのに対し、こちらの証明書は新しい車検期間のものとなります。車検の有効期限よりも1日でも長く加入しておく必要があるため、車検前にしっかりと準備しておくようにしましょう。

ただし、ユーザー車検以外では業者がこの手続きも行ってくれるのが一般的なので、ご自身で手続きする必要はありません。

まとめ

バイクの車検に必要な費用と書類について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

特にユーザー車検に興味のある方であれば、その費用の安さを具体的に確認できたのではないでしょうか。

ただし、車検のコストカットだけを目的にしてしまうと、安全性が疎かになってしまったり、結果的にプロに任せた方が安くついたという事態になったりする可能性も十分にありえます。

日頃からしっかりと愛車のメンテナンスを行っているような方についてはユーザー車検はオススメですが、そうでない場合や時間と手間を惜しむ場合など、ディーラーや代行業者に依頼した方がいいという人もいるため、しっかりと自分にあった車検のスタイル選択するようにしましょう。