今回は海外メーカーの今年の新車情報についてお伝えいたいと思います。
新車購入を検討されている方もそうでない方も是非、最新の情報を読んでみてください。
S 1000 RR(BMW)
999ccの水冷直列4気筒エンジンを搭載したBMWのスーパースポーツ「S 1000 RR」2023年型の予約注文開始が発表されました。
今年の新モデルはエンジンパワーが向上し、従来から3PS高い最高出力210PSとなっており、ウイングレットを装備したカウルは新設計とのことです。
電子制御システムも一新されたようで、より強化された走りが期待できそうなモデルとなっています。
スプロケットの歯数変更による減速比のショート化、スライドコントロール機能を新搭載したダイナミック・トラクション・コントロール(DCT)も強化、新装備のウイングレットにより強力なダウンフォースが働くことで、車体の浮き上がりを抑止され高速走行性能はこれまで以上に安定した走行が可能となっています。
カラーバリエーションは3色展開で、「ブラック・ストーム・メタリック」「パッション(レーシング・レッド)」の2種に加え、レース志向の「ライト・ホワイト」がラインナップされています。
ストリートトリプル765(トライアンフ)
トライアンフが2023年モデルとして送り出す「ストリートトリプル765」は、スタンダードモデルの「ストリートトリプル765R」に、その上級バージョンである「ストリートトリプル765RS」、加えてよりスポーティな限定生産モデルとして「ストリートトリプル765 Moto2エディション」の3タイプがラインナップされています。
まずはスタンダードモデル「ストリートトリプル765R」ですが、他2モデルと比べるとエンジンの最高出力が120PSとやや抑えられています。
メーターは半円形型の液晶メーターであり、多機能液晶パネルを組み合わせたマルチファンクションメーターとされている点が特徴です。
上級バージョンの「ストリートトリプル765RS」については、最高出力がクラストップの130PSにまでパワーアップされており、サーキット走行にも対応できるトライアンフ・シフトアシスト・アップダウンクイックシフターも全モデルに装備されました。
これに5モードの切り替え可能なコーナリング・トラクション・コントロールが新たに搭載。それに合わせてメーターも5インチサイズのカラーTFT液晶パネルが採用されています。
限定モデルである「ストリートトリプル765 Moto2エディション」は基本的にはRSと同じですが、RSではSHOWA製のフロントフォークがオーリンズ製に変更、またバーハンドルもセパレートハンドルに変更されるなど、よりスーパースポーツ寄りのマシンに仕上がっています。
ハンター350(ロイヤルエンフィールド)
バイク人気市場であるインドで飛ぶ鳥を落とす勢いなのがロイヤルエンフィールドです。そして、2022年8月7日にインドで発表された新型モデル「ハンター350」が大変人気となっており、2023年に日本へ導入することも正式発表されました。
ハンター350は、同シリーズはクルーザータイプの「メテオ350」、トラディショナルスタイルの「クラシック350」と同じく、新設計の空冷2バルブ単気筒エンジンを搭載した第3弾のマシンとして誕生しました。
前後17インチホイールが採用されていることが特徴で、都会的なカラーリングにキャストホイールを組み合わせた「メトロハンター」が日本に導入される予定となっています。
そのネオレトロなスタイルとは裏腹にデュアルチャンネルABSや前後ディスクブレーキ、USB充電ポートなど最新の装備も搭載されており、まさに日本で人気のホンダのGB350の手強いライバルとなりそうなモデルに仕上がっています。
ブレイクアウト(ハーレーダビッドソン)
今年の1月19日に2023年の新モデルを多数発表したハーレーダビッドソンですが、今回はその中でも「ブレイクアウト」をご紹介します。
今回、新搭載されるエンジンは排気量1923ccの「Milwaukee-Eight 117」と呼ばれるモンスターエンジンです。極太リアタイヤを装着したチョッパースタイルのまさにハーレーといった伝統的な見た目となっています。
しかし、もちろん中身は最新でありクルーズコントロール機能も新たに標準装備されました。燃料タンク容量18.9Lとこれまでより43%も拡大され、よりロングツーリングが楽しめるバイクとなっています。
従来モデルよりポジションが3/4インチ高くなったステンレス製のハンドルバーに、リアフェンダーサポート、サイドカバー、マフラーシールド、シグナル、ミラーなどにはクローム仕上げが施され特徴的です。
ボディカラーはビビッドブラック、ブラックデニム、バハオレンジ、アトラスシルバーメタリックの全4色となっています。
スクランブラー(ドゥカティ)
ドゥカティが去年11月7日、ドゥカティワールドプレミア2023の最後に発表したのが新型スクランブラーシリーズです。
日本でも人気のスクランブラーシリーズですが、グレードは、アイコン、フルスロットル、ナイトシフトの3つとなっています。
空冷Vツインやトレリスフレームなどは継承しつつも多くのパーツが刷新され、設計から見直すことで軽量化されたフレームはリヤフレームを独立させ、スイングアームも新しくなっています。
ベースグレードとなるアイコンは、メーターが従来の円形から4.3インチカラーTFTディスプレイと専用グラフィックを採用する角形新形状となったのが大きな変更点です。
燃料タンクやよりシャープなデザインとなったLEDヘッドライトを装備し、シート形状も変更されているようです。
他にもコーナリングABSが標準装備され、アップ・ダウンどちらにも対応したクイックシフターも標準またはオプションで採用可能。シート下にはUSBソケットが備わり、オプションでドゥカティ・マルチメディア・システムも装備可能と選択肢の広いマシンに仕上がっています。
まとめ
今回は主要海外メーカーから今年発売される5モデルをご紹介しました。この他にも海外メーカーはありますし、今回ご紹介仕切れなかったモデルも多数あります。
また今年はまだ始まったばかりです。これからも続々と新モデルが投入されることが期待されます。まだまだバイクブームが止まらない中、今後どのような新しいバイクが出てくるのか楽しみですね!
国内メーカーから発売されるモデルについては、別記事でご紹介しているので、気になる方は是非そちらもチェックしてみてください。