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2021年バイク新車販売台数上位車種は?排気量別に解説!

コロナ禍でのバイク人気の再燃によって、バイクの新車販売数は伸びており、中には予約してもすぐには手に入らないという人気車種もあります。いったいどんなバイクが人気なのでしょうか?

今回は2021年上半期におけるバイク新車販売台数が多い上位車種について、排気量別にご紹介したいと思います。

【126~250ccクラス】販売台数上位車種

まずは排気量が126~250ccの普通自動二輪車免許で乗れ、車検も必要ない軽二輪クラスから見ていきましょう。

レブル250(ホンダ)

2017年に発売して以来高い人気を誇るのがレブル250です。抜群の足着き性と扱いやすさを誇り、女性からの支持も高く、様々なファッションにも合わせやすいという点が人気の理由と言えます。また、水冷単気筒のエンジンは低中回転域ではパルス感を味わいつつも十分な力強さを味わえ、初心者からベテランライダーまで軽快に走れるバイクとなっています。

PCX160(ホンダ)

PCXは2010年にPCX125を発売して以来、売り上げを伸ばしているホンダのスクーターシリーズです。中でも2021年に発売されたPCX160はこれまでのPCX150から排気量がアップしたモデルで、エンジンは新設計で従来の2バルブから4バルブとなり、最高出力もアップしました。キーをポケットから出さずともエンジンスタートができるスマートキーやスマホの充電に便利なUSB、容量の増えたラゲッジスペースなど、人気の最新装備がそろった人気の一台です。

ZX-25R/SE(カワサキ)

250ccクラスでは、十数年ぶりに復活となった4気筒エンジンを搭載したマシンがZX-25R/SEです。新設計のフレーム、倒立フォーク、電子制御スロットルや3段階のトラクションコントロール・KTRC、2段階のパワーモードなど最新新装備も採用され、同クラスの他車種にはない特徴を持っています。その唯一無二の存在から様々な層から人気のマシンです。

【251~400ccクラス】販売台数上位車種

軽二輪の次は、排気量が251~400ccクラスの小型二輪についてご紹介します。こちらは軽二輪と異なり車検は必要ですが、普通自動二輪車免許で乗ることができます。

SR400(ヤマハ)

1978年に発売され高い人気を誇ってきた空冷単気筒の名車中の名車と言えるバイクです。年々厳しくなる排ガス規制の影響を受け、ついに今年の3月15日発売のファイナルエディションを最後に生産終了となりました。まさにバイクの王道とも言えるシンプルな見た目に加え、キックスターター方式など長年変わらないスタイルが年齢性別を問わず幅広いライダーから支持されてきた理由と言えるでしょう。

Ninja400/Z400(カワサキ)

兄弟車であるNinja400とZ400は、同様に兄弟車であるNinja250とZ250の車体と同じものを使用しているため、400ccとは思えないサイズに車両重量となっています。しかし、搭載されるエンジンはやはり400ccのため250ccとは比べ物にならないほど力強い走りを楽しむことができます。またカワサキが近年小排気量にも採用しているアシスト&スリッパークラッチの採用により非力な女性でも軽い力でクラッチ操作が可能なため、より軽快でパワフルな走りを満喫できるのも人気の理由です。

GB350/RS(ホンダ)

先に紹介したSR400が生産終了となった一方、今年の4月にホンダから発売された空冷単気筒エンジンを搭載したGB350は売れに売れ、一時は受注中止となるほどの人気モデルです。空冷単気筒のエンジンは年々厳しくなる排ガス規制に対応するのは難しいにも関わらず、このタイミングで新設計の空冷エンジンの発表に驚いたライダーは少なくはないはずです。見た目はまさにザ・オートバイですが、各所に最新技術がしっかりと搭載されています。速さを求めるバイクではありませんが、エンジン音やパルス感などバイク本来の楽しさを教えてくれるバイクと言えるでしょう。

【401cc~クラス】販売台数上位車種

最後は大型自動二輪車免許が必要な排気量が401cc~のバイクについて見ていきましょう。

Z900RS/CAFE(カワサキ)

近年、このクラスで新車販売台数1位をキープしているのがこのZ900RS/CAFEで、爆発的ヒットを記録してる名車となっています。スタンダードな正統派ネイキッドな見た目はもちろんのこと、LEDライト、ABS、トラクションコントロール、アナログ二眼メーターに液晶パネルを装備するなどしっかりと現代の最新技術が詰め込まれカワサキを代表するネオクラシックなバイクとしてその地位を確立しています。

レブル1100/DCT(ホンダ)

人気のレブル250、500に続き満を持して登場したのがレブル1100です。見た目はシンプルなクルーザータイプですが、LEDライト、反転液晶メーター、クルーズコントロール、ETC2.0、加えてグリップヒーターまで標準装備というまさに至れり尽くせりのバイクに仕上がっています。それでいてDCTモデルですら税込1,210,000という驚きの価格設定のため、発売当初から人気で今も納車まで半年以上待ちという方もいるほど売れに売れているモデルです。

CB650R/CBR650R(ホンダ)

上記2車種に比べると排気量は小さいですが、ミドルクラスでは貴重な4気筒エンジンを搭載したネイキッドタイプCB650RとフルカウルタイプのCBR650Rが販売台数上位となりました。大型バイクとは言えリッターバイクまでは必要ないという方にはまさにちょうどいいサイズの優等生バイクと言えます。コストのかかる4気筒エンジンでありながらも100万円を切る価格でトルクコントロールやアシスト&スリッパ―クラッチなども標準装備なので安全性や快適性も充実の一台です。

まとめ

今回は新車販売台数上位のバイクを排気量別に3台ずつご紹介しましたが、もちろんこれ以外にも販売台数の多い人気車種はまだまだあります。売れているからいいというものではありませんが、販売台数が多いバイクというのは総じてコスパに優れていたり、高い性能を持っているものが多い傾向にあるのも事実です。バイク選びに迷っているという方は、今回ご紹介したバイクを候補にいれてみてはいかがでしょうか?