2023年が始まり、早一ヶ月が経ちました。まだまだ寒い季節ではありますが、新年ということで、今回は国内メーカーの今年の新車情報についてお伝えいたいと思います。
新車購入を検討されている方もそうでない方も是非、最新の情報を読んでみてください。
CL500(ホンダ)
2023年、ホンダから出る新型マシンとして注目を集めているのが、昨年の国際モーターサイクルショーでお披露目されたスクランブラー、CL500です。
オンロードマシンをベースにアップタイプのマフラーなどを装備し、ダートなども走れるようにアレンジされたバイクを意味するスクランブラーはここ最近は国内メーカーからは発売されていませんでした。
それが今回ホンダがこちらも大人気である「レブル500」をベース車に、並列2気筒のエンジンを搭載し、排気口をアップタイプにしたマフラーを装備したCL500を発表した形となります。
ホイール径はフロントを19インチにするとともに、サスペンションのストローク量も伸ばして悪路での走破性が向上されており、フロントフォークに装備されたフォークブーツもスクランブラーらしく、まさにCLの名にふさわしい一台に仕上がっています。
現時点ではまだ正確な発売日や価格は発表されていませんが、国内販売確実と言われているため、こまめに情報をチェックしましょう!なお、兄弟車としてCL250も発売予定となっています。
GSX-8S(スズキ)
同様に昨年の国際モーターショーにてスズキから「Vストローム800DE」とともに発表されたのが「GSX-8S」です。ともに新開発の並列2気筒エンジンを搭載した兄弟モデルとなっており、国内発売濃厚と言われています。
その近未来的なデザインやスポーティーな走りもGSX-S1000を彷彿させますが、800ccクラスでありながら同社のSV650とほとんど重さも変わらず、最高出力は83馬力となっています。
装備面においても3段階(Active/Basic/Comfort)からパワーモードが選択が可能なパワーモードセレクターのSDMS(スズキドライブモードセレクター)を搭載。メーターにいたってはフルカラーTFT液晶という豪華さに、双方向クイックシフターも搭載されるというから驚きです。3月頃の発売という情報があるため、今後の最新情報に目が離せません!
Z BEV(カワサキ)
昨年8月の鈴鹿8耐でデモ走行を実施したZ BEVが2023年に市販されると噂になっています。このモデルは欧州のA1免許を対象としており、日本では125cc以下のいわゆる原付二種クラスになると考えられています。
電動バイクというとどうしてもスクーターライクなスタイルになりがちですが、そこはさすがカワサキと言ったところです。その姿はまさにネイキッドバイクそのもので、モーターからカウンターギアを介してチェーンでリアホイールを駆動する方式となっています。バッテリー容量こそ小さいものの、フロントフォークやブレーキはZ125と同タイプとなっており、既存のライダーから敬遠されがちな電動バイクのイメージを一気に変えてしまうマシンと言えます。今年発売されればまさに電動バイク元年にふさわしいバイクになるでしょう!
ADV160(ホンダ)
ADV150をモデルチェンジし排気量がアップしたADV160がホンダから発表されました。
搭載されるエンジンは4バルブヘッド化に加えてフリクション低減などを徹底、排気量も156ccに拡大された水冷単気筒の「eSP+」であり、すでにPCX160にも採用されているものと同じです。ただ排気量がアップしただけでなく、高効率化によって最新の排出ガス規制をクリアしつつ最高出力・最大トルクも向上、優れた燃費も実現されました。
大型で多機能な液晶メーターに加え、ウインドスクリーンは高さを二段階に調整も可能です。滑りやすい路面でも安心なセレクタブルトルクコントロールや充電用のUSBポートも搭載され実用性も向上している新型マシンです。
Honda Cub e:(ホンダ)
最後は少し番外編的にはなりますが、先日、ホンダが中国・上海で行われたオンライン発表会にて、中国の若者世代向けモデルとして発表した電動バイク(EB:Electric Bicycle)についてご紹介します。
こちらはまだ日本国内での販売についてはアナウンスされていませんが、時代の流れからも少なからず近い将来、販売されるようになるのではと考えております。
今回発表されたモデルは「Honda Cub e:(ホンダ・カブ・イー)」「Dax e:(ダックス・イー)」「ZOOMER e:(ズーマー・イー)」の3モデルになります。
いずれもガソリン車モデルがあるものがベース車となっており、中でも世界的な大ヒット名車であるあのカブモデルのEBに注目が集まっています。
駆動方式は後輪をハブモーターで動かすものではありますが、自転車タイプのペダルがついており、チェーンを介して漕ぎ進むことが可能な点もポイントです。48V・20Ahのリチウムイオンバッテリーはフロア部に搭載されており、スマホのアプリを使って、Bluetoothでロック解除できる機構も備えるなど、最新技術の詰まった未来の乗り物がもうすぐそこまで来ています。
まとめ
今回は主要国内メーカーから今年発売が予想される5モデルをご紹介しました。
ヤマハに関しては執筆時点では特にカラーリング変更などのマイナーチェンジを行ったモデルしか情報がありませんが、今年はまだ始まったばかりです。これからも続々と新モデルが投入されることが期待されます。
まだまだバイクブームが止まらない中、今後どのような新しいバイクが出てくるのか楽しみですね!
海外メーカーから発売されるモデルについては、別記事でご紹介しているので、気になる方は是非そちらもチェックしてみてください。