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バイク盗難防止グッズの活用術

バイク乗りとして、絶対に避けたいのが愛車を盗まれること。
近年のコロナ禍以降、バイク市場が盛り上がっている今、改めてバイクの盗難対策について考えることが大切です。
「ハンドルロックもかけているし、大丈夫」「このあたりでバイクの盗難なんかあるわけない」と油断していると、大切な愛車が盗まれていたなんてことにもなりかねません。

現にSNS上では毎日のように盗難されたバイクの捜索依頼情報がアップされており、盗まれてから「対策をしておけばよかった」と後悔しても後の祭りです。
今回の記事では、バイク盗難を防ぐための対策と、役立つ盗難防止グッズをご紹介します。

バイクの盗難防止対策

バイクの盗難を防ぐためにはどのように対策するとよいのでしょうか?
ここでは、盗難防止対策をいくつかご紹介します。

バイクを隠す(車種の特定を防ぐ)

当たり前のことですがバイクそのものを隠せれば、もちろん盗難の心配はありません。
しかし、そんなことはほぼ無理です。

では、どうすればいいかというと、まずは車種を特定されないということです。
その理由としては、バイクの窃盗犯は、あらかじめ下見をして車種や、どのようなカスタムパーツをつけているか、また盗難防止用のロックを使用しているかなどを調査しています。

特にバイクがいつも同じ場所に置いてある一戸建てやマンションの駐輪場は下見されやすいため、バイクカバーをかけたりバイクガレージに入れるなどして対策を講じましょう。

ハンドルロックを忘れない

まずは基本中の基本ですが絶対にハンドルロックをしましょう。
残念なことですが、これが守られていないバイクが多々見られます。
もちろん、ハンドルロックだけでは盗難防止には十分効果的とは言えませんが、それでもギアをニュートラルに入れてしまえば簡単に手押しで自由に動かせる状態のバイクより、ハンドルが固定されているバイクの方が盗みにくいのは事実です。

ロックを工夫する

前述のハンドルロックだけでは、盗難防止が万全とは言えないので、次に大切なことは複数のロックを併用するということです。
ロックの数が多ければ多いほど、窃盗犯に解除や破壊に時間がかかると思わせることができ、それだけでも盗難の対象となる確率がぐっと下がります。
また、駐輪場の柱や柵などの固定物にバイクを固定するという方法も効果的です。

窃盗犯の中にはロックごとバイクを盗む輩もいるため、こうすることでそういった心配をなくすことができます。いわゆる「地球ロック」というやつですね。

4つのバイク盗難防止グッズをご紹介!

次に、市販されているバイク盗難防止グッズを4つご紹介したいと思います。

かてーな!!ごろごろアンカー

バイクの駐輪場所に固定物がない場合などに効果的です。
持ち家ならアンカーを設置したりすることも可能ですが、賃貸やマンションの共同駐輪場などではなかなか許可が出ないことが多いため、そういった場所で使用できるグッズです。

30キロの重さがあり持ち運ぶのは容易ではありません。チューンが短くバイクと一緒に動かすのが困難なC型と、チェーンが自由に選べるA型があります。

キタコ ウルトラロボットアーム

見た目は通常のチェーンやワイヤーロックと同じですが、その中は金属の角材が連なった多関節のロックです。
その構造から切断することは相当困難です。重量もあることから安心感が半端ないです。

関節には特殊リベットが採用され、非常にスムーズな動きで脱着がしやすくなっているだけでなく、保護カバーも従来の合性からさらに耐久性の高いナイロン製へとアップグレードされ、タイヤへのダメージ軽減の配慮もされています。
キャストホイールは勿論、スポークホイールやデッシュホイールにも対応しています。

ディスクロックアラーム

バイクの盗難防止グッズとして、人気の高い商品の一つがディスクロックです。
ブレーキのディスクローター(ホイールに付いている円盤状のもの)の穴にディスクロックのピンを差し込み、ディスクローターを挟んで取り付けます。
ディスクロックがフロントフォークやブレーキキャリパーに当たるため、それ以上タイヤが回転しなことで盗難を妨ぐことができるアイテムになります。
その中でも警報アラーム付のものは、特に盗難防止に効果的です。

アラームには振動感知型アラームと斜傾センサー型アラームの2種類があります。
小型で軽量なため、ツーリング先や通勤、通学先でも簡単に取り付ける事ができ、出先でも心強い盗難防止グッズです。

かてーな!!スーパーアンカー

ごろごろアンカーと同じく、かてーな!!シリーズの商品です。
船舶用のアンカーが利用され、引抜くには6トン以上の力が必要と言われ、まさに最強の「地球ロック」における大変頼もしいアイテムです。
海岸でも極めて錆びにくい強度に優れた特殊なステンレス鋼が使用されているため、屋外使用でも安心です。

まとめ

自分が大切にしている愛車が盗まれることなんて考えたくもないですが、残念なことにバイクの盗難被害はなくなりません。
最初にも述べましたが、盗難に遭ったあとに後悔しても遅いのです。
実際、盗まれたバイクが自分の元に戻ってくる確率は1割程度しかないらしく、ほとんどの場合はもう二度と乗ることができなくなってしまうのです。
そうならないためにも、今一度バイクの盗難防止について考えてみてはいかがでしょうか?