バイク駐車場は大きく分けると2種類あります。
自動車の駐車場のように屋根あり、屋根なしのいずれかで駐車スペースを利用するタイプとバイクをコンテナや建物の個室に入れて保管するタイプです。
バイク駐車場なら、狭いスペースの土地でもバイクの保管スペースとして活用できることが強みです。ある程度狭小な土地でもバイク駐車場として上手に活用できる可能性があります。そのためには駐車場利用者のニーズに合わせた役立つ駐車場として整備することが大切です。そしてバイク駐車場が周辺地域にどんな変化をもたらすのかということも含めて、バイク駐車場について説明していきます。
バイク駐車場の種類とそのニーズ
スペースを時間単位や月極で
駐車スペースとして利用する場合は、自動車の駐車場のように、屋根なし、屋根ありの駐車場にバイクを駐輪させることて利用されています。施設によってはゲート式や個別ロック、監視カメラも整備されているところもあります。
また、サービスの利用は時間単位や月極での利用に分けられます。
レンタルコンテナ、トランクなどとして
コンテナやトランクのようにバイクがまるごと収まる専用スペースでの保管サービスの場合は、室内に保管場所を確保したうえ、さらにシャッターなど扉を閉めて鍵をかけることで高い安全性を確保できます。
もちろん24時間いつでもバイクを自由に利用できるので利用者の利便性も満たします。
防犯上からも安心して利用できるようになっています。
バイクをコンテナなどの個室に保管する理由のひとつとしてあげられるのは、自宅敷地内に駐車していてもバイクへのいたずらや盗難事件の被害が発生しているため、セキュリティ上のリスクを回避したいという面が大きいようです。
バイクを大切にしたい方々にとってはいたずらや盗難の被害は非常に残念な実情です。
鍵をかけていても監視カメラをつけていても自宅の敷地内でできるセキュリティにも限りがあり、たとえ二重にロックしていてもそうした被害にあってしまうのは避けたいところです。
レンタルスペースやコンテナなど個室や施設内で保管していればバイクが屋外でさらされることによる劣化を防げるため、将来的にバイクを手放す際の処分価格の評価にも影響してきます。
少しでもバイクの評価を下げないためにと考えても屋内での保管はじゅうぶん有用です。
場所や設備などの条件によっては利用料金も変わるので予算に応じて比較検討できます。
駐車場サービスには時間単位や月極契約での利用が可能です。
バイク駐車場は地域の防犯に効果がある
レンタルスペースやコンテナなどの設置されたバイク駐車場の整備は地域の防犯にも役立つことになります。少し前までならバイク専用の駐車場はほとんどないと言ってもいいほどでしたから路上や高架下などに違法駐車されるケースも後を絶ちませんでした。
駐車スペースがないとは言っても人目につかないところにバイクの違法駐車があればそこでいたずらや盗難に合う確率も高くなります。
バイク専用の駐車スペースの有無は、犯罪発生率にも関与してくるところですが、そのスペースが様々な形で整備されることによってそうしたマイナスの部分にも効果が出ていると考えられています。
都市が整備されることが周辺環境の改善に寄与し、地域の治安の向上として効果を発揮します。
バイク駐車場で活用される注目のシステム
自動車より小さなスペースで駐輪できるバイクですが、いざバイクの駐車場を探すとなるとなかなか見つけられない、ということも少なくありません。そんな利用者が駐車場の空きを探すのをサポートしているのが駐車場の空き情報を知らせるアプリです。
アプリでは最新のバイク駐車場の空きを確認できるほか、ユーザーによって空き情報を登録することもできるため最新の空き情報が得られやすいようになっています。
広告が気にならなければ無料で利用できるため効率よくバイクで移動するためアプリも役に立つのではないでしょうか。2018年春の警察庁からの通達で「自動二輪車等に係る駐車環境の整備の推進について」が出されたことはバイク駐輪場が整備されてきた理由のひとつではないかとも考えられています。
まとめ
バイク駐車場には2種類あり、レンタルスペースとコンテナのような個室スペースがあります。
どちらのバイク駐車場でも、バイクの利用者にとっては大切なバイクを守る防犯対策にもなっています。また駐車スペースがないという理由で違法駐車をさせないことにもつながることをご紹介しました。このことが違法駐車だけでなくバイクの盗難やいたずらを抑止することにもなっており、そのことは地域社会における安全な街づくりにも有効です。自動車より小さめのスペースでも整備しやすいバイク駐車場のサービスは、事業としても地域の治安向上としても非常によい方法であるといえるのではないでしょうか。