近年のコロナ禍によりバイク人気が再燃していることは広く知られていることですが、バイク市場としてはどうなっているのでしょうか?
昨年のバイク市場はどうだったのか?そして今年はどうなっていくのか?
今回は最新のバイク市場についてズバリ予想を含めてご紹介していきたいと思います。
目次
コロナ禍による市場傾向:2021年のバイク市場
・新車がなかなか買えない
・中古バイクの価格が高騰
コロナ禍による市場傾向:2022年のバイク市場
・二輪ブームはまだまだ続くか!?
・新車の納車遅れは改善の兆しも
・新モデルも続々登場予定
まとめ
2021年のバイク市場
まず最初は昨年、2021年のバイク市場について説明します。
2021年のバイク市場は新型コロナウイルスの影響により「新車が手に入りづらい」「中古バイクが高い」といった状況が続きました。その内容について詳しくみていきましょう。
新車がなかなか買えない
これはバイクに限った話ではないのですが、車についても新車がなかなか買えませんでした。契約自体はできたとしても、実際に納車されるのには数ヶ月かかるということが当たり前の状態だったのです。
これはコロナ禍によりバイクのパーツを作っている街がロックダウンされたり、リモートワークなどにより働き方が変わった影響が大きいと言えます。
半導体不足については未だにあらゆる分野で叫ばれている問題です。また海外で組み立て、製造を行っているモデルについては特に輸送自体にも遅れが生じたことも新車がなかなか手に入らない要因となりました。
中古バイクの価格が高騰
先に述べたとおり「新車が手に入りづらい」ということは、同時に中古市場が活発になったということにも繋がります。
今もバイクを所有しており、乗りたい新車を購入したという方は納車まで待てますが、新たにバイクに乗る必要が生じた方は納車までの長い期間を待つわけにはいかないため、中古のバイクを購入することになります。そのため中古バイクが売れるようになり、売れるがために価格も高騰したというわけです。
2022年のバイク市場
それでは、今年、2022年のバイク市場はどうなっていくのでしょう?
もちろんコロナ禍がいつ終焉するかなどは誰にも分かりませんが、今年こそコロナが落ち着いて欲しいという願いも込めつつズバリ予想してみたいと思います。
ここでは大きく3つのテーマに分けてご紹介します。
二輪ブームはまだまだ続くか!?
コロナの影響で密を避ける動きから、バイク人気が再燃しましたが、この流れはまだ続くと考えられます。
やはり通勤通学においてバイクのメリットは大変大きく、50ccの原付きはもちろんですが、30km/hの速度制限に縛られず維持費の安い125ccクラスの人気も高くなっています。
自動車学校においても普通自動二輪だけでなく大型自動二輪も待ちが出ているような状況のところもあるようなので仮にコロナが落ち着いたとしてもいきなり二輪ブームが終わるということは考えにくいでしょう。
新車の納車遅れは改善の兆しも
半導体不足なども回復傾向にあるとはまだまだ言えませんし、ロシアとウクライナの戦争による影響で物流の遅れもさらに大きくなっています。
しかし、企業としてもいつまでも黙って手をこまねいているわけではありません。新車が売れなければメーカーとしての利益が落ちるわけですから、部品供給や物流対策についてはしっかりと対策を講じて徐々に遅れ幅を小さくする努力をしているはずです。
一部モデルについては変わらず、かなりの遅れが生じることはあっても、多くは少しずつ改善されると予想されます。
新モデルも続々登場予定
2022年もすでに新型モデルが発売されたり、マイナーチェンジされることが発表されています。
例を上げると、カワサキのZ650RS、ホンダのダックス125やホーク11、ヤマハのMT-25やXSR700、スズキのGSX-R125やVストローム650などです。
2022年後半に向け新たなアナウンスがあると期待もできることから、ますます二輪市場は活性化するのではないでしょうか。
まとめ
コロナ禍によって、人々の暮らしは一変しバイク業界にもその影響は見られました。
しかし、同時にバイクブームが再来したのも事実であり新車市場だけでなく中古バイク市場もこれまでにない賑わいを見せています。
2022年はコロナは落ち着いてほしい一方でバイクブームはこのまま続き、より活発で将来に希望のもてるバイク業界になってほしいと願うばかりです。