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2023年の市場予想!来年発売予定のバイクは!?

新型コロナウイルスの影響により、近年のバイク人気は好調と言えます。今年も様々なバイクが登場しました。また先月開催されたミラノでの国際モーターサイクルショー(EICMA)でも多くの情報が解禁されました。

今回はそんな最新の情報満載で2023年のバイク市場をズバリ予想したいと思います。発売が決定しているモデルはもちろん、もしかしたら出るのでは?といったバイクをご紹介したいと思います。

2023年のバイク市場はどうなる?

ここ数年のバイク人気は皆さんもよくご存じのことだと思います。未だに教習所によっては二輪教習の待ちが出ているところもあるらしく、新型コロナウイルスの影響によりパーソナルモビリティとして注目を集めたバイク人気は2023年も続くと予想されます。

また排ガス規制の煽りをうけて、名車と言われるモデルが姿を消した近年、これからはそれらを上回るような新たな名車の誕生にも期待したいところです。

2023年に発売予定のモデルをご紹介

それでは2023年にはどのようなバイクが発売されるのでしょうか。ここからはすでに発売が確定しているモデルから、発売されるのでは?という噂程度のモデルまで、気になるバイクをいくつかご紹介していきたいと思います。

レブル1100/レブル1100T(ホンダ)

ホンダは2022年11月25日にレブル1100の2023年モデルとバリエーションモデルであるレブル1100Tを2023年2月23日に発売すると発表しました。

発売以来高い人気を誇るレブルシリーズのフラッグシップであるリッタークルーザーモデルになります。6速マニュアルミッション車とともに、クラッチ操作が不要の6速DCT仕様車もラインナップされているのも特徴で、高速道路などで車速を一定に保つことが可能なクルーズコントロールが標準装備されているためロングツーリングでも快適に楽しむことができます。

またETCやグリップヒーターも標準で装備されるなどコスパにも大変優れたモデルです。これに今回から大型フロントカウルと、ハードタイプのロック付サドルバッグを標準装備したレブル1100Tが発売となり、今後もその人気が続くのは間違いないと言えるでしょう。

CL250/CL500(ホンダ)

以前から発売が噂されていたホンダのCL250/CL500が予想通りミラノショーにて発表され話題になりました。先にご紹介した人気モデルであるレブル250と500をベースに作られた国内メーカーでは珍しいスクランブラータイプのバイクです。

CL250は単気筒、CL500は並列2気筒を搭載しフレームや足まわりは専用設計となっています。ロングサスやアップマフラー、タンクパッドなどスクランブラーらしい装備が充実しており、タイヤもブロックタイヤでオンロードはもちろん、ちょっとしたオフロードなど様々な場所を走れる仕様になっているのもさすがです。

国内発売はまだ正式には発表されていませんが、250、500ともに国内販売は確実と言われているため、狙っている方は今後の情報を要チェックです。

Ninja H2 SX(カワサキ)

スーパーツアラーとして2018年に誕生したのがカワサキのNinja H2 SXです。

このたび2023年モデルが発表されました。スタイルやメカニズム、ハイテクマシンと呼ばれる機能面に関しては基本的にこれまでのモデルと同様ですが、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動に切り替えるオートハイビーム機能が搭載されたことが大きな変更点です。

自動車でも上位グレードやオプションで選択するような機能がバイクにまで搭載される時代になってきたことに驚きを隠せません。豪快な走りはもちろん、ロングツーリングも余裕でこなすまさにスーパーマシンと呼べる一台がさらに進化して登場です。

GSX-8S(スズキ)

スズキから「Vストローム800DE」とともに発表されたのが「GSX-8S」です。ともに新開発の並列2気筒エンジンを搭載した兄弟モデルとなっており、GSX-8Sは生産終了となってしまった4気筒モデルのGSX-S750の後継機という立ち位置にもなると言えるでしょう。

その近未来的なデザインやスポーティーな走りもGSX-S1000を彷彿させますが、実際にはSV650の後継モデルとも言われているらしく、800ccクラスでありながらSV650とほとんど重さも変わらず、にもかかわらず最高出力は83馬力と72馬力であるSV650よりも11馬力アップとなっています。

装備面においても3段階(Active/Basic/Comfort)からパワーモードが選択が可能なパワーモードセレクターのSDMS(スズキドライブモードセレクター)を搭載。メーターにいたってはフルカラーTFT液晶という豪華さに、双方向クイックシフターも搭載されるというから驚きです。まだ正式に国内発売のアナウンスはありませんが、コスパのいいスズキのバイクであるため価格もかなり期待ができそうです。今後の情報が見逃せません!

XSR125(ヤマハ)

XSR125はXSR700や900の小排気量モデルとしてヨーロッパで発売されているバイクです。数少ない原付二種でネオクラシックスタイルのバイクであり、国内販売も期待されていましたが未だに発表はされていません。しかし、この度2023年モデルカラーも発表され、その人気の高さは疑う余地もありません。

水冷4ストロークのSOHC単気筒であり、最高出力は11kW(約15PS)、最大トルクは11.5Nm(約1.17kg-m)を発揮します。これらは日本で現在販売されてる他の原付二種モデルと比べてもトップクラスと言えます。

装備としても倒立フォークやLEDヘッドライト、多機能液晶メーターなどを備え、もはや125ccクラスとは思えない充実ぶりです。2023年こそは是非国内販売して欲しいモデルの一つです。

まとめ

冒頭でも述べたとおり、追い風だけでなく半導体不足や排ガス規制などバイクにとっては思わぬ逆風もありますが、きっと2023年もバイク市場は大いに賑わうと感じます。

今回は直近のミラノショーで紹介されたモデルをいくつかご紹介しましたが、この他にも国内、国外メーカーを問わずご紹介したい素晴らしいバイクがまだまだたくさんあります。2022年は名車と呼ばれるマシンが消えた年でもあったため、2023年はそれ以上の驚きと喜びを感じられるようなバイク年となることを期待しています。