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自動車免許で原付二種に乗れる日がくる?

2023年12月10日現在。一般的な自動車免許では、原付(50cc未満)まで乗ることができますが、125ccのバイクを運転することはできません。一般的に、125ccのバイクを運転できるようになるためには、普通二輪免許(小型限定普通二輪免許)以上を取得する必要があります。これがネックとなり、125ccのバイクへの乗り換えを躊躇している人も多いようです。

そもそも原付二種とは?

原付二種(げんつきにしゅ)は、日本の道路交通法に基づく分類で、原動機付自転車(スクーターやバイクの一種)を指す言葉です。原付二種は、主に50cc以上125cc以下のエンジンを搭載した自動二輪車を指します。以下に、原付二種に関する主な特徴を示します。扱いやすさと燃費の良さ、50cc未満の原付と比べてパワーがあり、30km/h制限や二段階右折などの義務が無いために特に通勤や通学に使う人々に人気があります。また、都市部の混雑した道路でもスムーズに移動できるため、ビジネス用途にも適しており、任意保険にも優遇制度があり、経済的にも人気な種類になります。

原付二種のメリット

最近街中でピンク色のナンバーを見かけることが多いですが、その人気には速度制限、二段階右折の解除、比較的コンパクトな車体設計など、メリットがいくつもあります。

30km/h制限の解除

原付一種(排気量50cc以下の原付スクーターやバイク)の法定速度が時速30kmなのに対し、原付二種(排気量50cc以上、125cc以下の原付スクーターやバイク)は時速60kmとなっている為、通常の車の流れにそって走行が可能になります。

二段階右折なし

通常、原付一種(排気量50cc以下の原付スクーターやバイク)では、走行している道路の進行方向の車線が三車線以上の多通行帯道路で、さらに信号や警察官により交通整理されている、二段階右折禁止の標識が出ていない交差点では、二段階右折が義務付けられていますが、原付二種(排気量50cc以上、125cc以下の原付スクーターやバイク)ではこの煩わしい右折時の義務から解放されます。

コンパクトな車体

バイクのサイズは排気量に比例する事が多い為、原付二種(排気量50cc以上、125cc以下の原付スクーターやバイク)クラスの車体は比較的コンパクトな車体が多いです。その為、都心部など道が狭い場所、混雑している場所での取り回しや、押し歩きでも取扱いがしやすいバイクが多いのが特徴です。また、エンジンのサイズが小さい事により重量も軽くなるので、燃費の面でも優れている車体が多いです。

ファミリーバイク特約が使える

バイクの保険は車の保険と同様に、任意の保険に入る事が多いですが、125cc以下のバイクの場合は、任意保険と比較して、保険料が安く収まる傾向にあります。維持費の部分で125cc以上のバイクよりもコスト面で優れています。

 

デメリット

原付二種の唯一のデメリットは普通自動車免許とは別に免許を取得する必要がある事です。小型限定普通二輪免許の免許を教習所で取得するには、まず最初に教習所に申し込みを行い、実技の教習を受け、試験に合格する必要があります。料金は教習所によりますが、大体10万円から20万円程度の費用が発生します。

 

原付二種人気TOP3

 

第3位:ホンダ「PCX」

総排気量:124cc

エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ単気筒

シート高:764mm

車両重量:133kg

税込価格:36万3000円

 

第2位:ホンダ「CT125・ハンターカブ」

総排気量:123cc

エンジン形式:空冷4ストOHC単気筒

シート高:800mm

車両重量:118kg

税込価格:44万円

 

第1位:ホンダ「CB125R」

総排気量:124cc

エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒

シート高:815mm

車両重量:130kg

税込価格:47万3000円

 

普通免許で125ccバイクに乗れる日はくる?

結論から申しますと、まだ明確な法改正はされておりません。ですが、2025年10月末を目処に原付一種(排気量50cc以下の原付スクーターやバイク)に関しての何らかの法改正がされる予定ですので、それに伴い、隣接するクラスである原付二種(排気量50cc以上、125cc以下の原付スクーターやバイク)の免許に影響があることは、各メディアでも囁かれています。

 

まとめ

メリットが多い人気のあるクラスであるが故に、慎重な判断も必要になってきますが、普通免許で125ccのバイクが乗れる日が来ると、二輪業界も更に盛り上がって行くと思われます。そんな些細な期待を込めて、今後の動向を楽しみにしていきましょう。