大切な愛車をいつまでもキレイに長持ちさせたいと考えているライダーの方は多いと思います。しかし、その一方で頻繁に洗車して常にキレイに保っているという方はそれほど多くはないでしょう。中には青空駐車のため洗車してもすぐに汚れてしまうという場合もあるでしょう。
家にガレージがあり、毎日しっかりとバイクを保管できるという方はいいですが、ガレージを作るにはそれなりの費用と場所が必要になり、誰しもが手に入れられるものではありません。そこで、今回ご紹介するのがそんなお悩みを解決するアイテムである簡易ガレージです。オススメの商品とあわせて解説します。
簡易ガレージとは?
一般的にガレージと聞くと、基礎もあり家と同じような工程を経て作られる本格的なものや、大きな物置のようなものを想像する方がほとんどでしょう。もちろんそういったしっかりとしたガレージを所有できるに越したことはありませんが、そうでない場合にオススメなのが簡易ガレージです。
簡易ガレージはバイクカバーで使用されるような生地を骨組みで支えるテントやシェルターのような形状のものになります。紫外線による劣化や雨による汚れからバイクを守るには十分な機能を有している上、先に述べたガレージと比べ手軽に導入できるためオススメのアイテムです。
簡易ガレージの特徴
まずは簡易ガレージの特徴を具体的に見ていきましょう。今回は大きく3つにわけてその特徴をご紹介したいと思います。
設置しやすい
簡易ガレージ最大の特徴とも言えるのが設置のしやすさです。
ビルトインガレージはもちろん、コンテナや物置タイプのガレージには設置に時間と人手が必要です。むしろその多くが業者に頼まなければならないレベルのものである一方、簡易ガレージはDIYで設置できるものがほとんどです。
基本的には骨組みを組み上げて生地を被せるだけなので、ものによっては工具すらも不要で一人で簡単に設置できるものもあります。
ローコスト
簡易ガレージは数万円で購入することができるため、その金額の安さもメリットと言えるでしょう。コンテナや物置タイプのガレージが数十万円、ビルトインガレージともなると数百万円であることを考えると比較にならないほど導入コストが安く済みます。バイク1台を保管するサイズであれば5万円もかからず十分な簡易ガレージが手に入るのは非常に魅力的です。
取り扱いが簡単
簡易ガレージはその作りから、重量も軽いため取り扱いが簡単というメリットがあります。
組み立て時はもちろんのこと、日常のバイクの出し入れの際の入り口の開閉が楽なことも重要なポイントです。バイクカバーと異なりテントやシェルター型の空間に愛車を駐車するだけなので数十秒もあれば簡単に保管が完了します。また少し場所を移動させたい場合や来客にあわせて一時的に撤去したい場合なども手軽に取り扱いができるのが据付タイプにはない特徴と言えるでしょう。
オススメの簡易ガレージ
では、実際にどのような簡易ガレージがあるのでしょうか?今回は有名メーカー3社のオススメのガレージをご紹介します。
DCC374M-BK(ドッペルギャンガー)
フレームごと動かし開閉するシェルタータイプのガレージで、駐輪後約10秒で簡単にカバーすることができます。かがまずに開閉できるハンドルが左右中央3ヶ所に設置されているため無理なく取り扱うことができるのも特徴です。
高い防水性を備えた耐水圧2500mmの600Dポリエステル素材を採用し、上部には通気のための大型メッシュウィンドウが、底面ポールには盗難防止のためのロック取付部も備わっているなどまさにバイカー目線で作られた簡易ガレージに仕上がっています。
バイクバーン(ナップス)
こちらも開閉式バイクガレージで素早い開閉が特徴の簡易ガレージです。
販売開始から約15年の中でフレームとカバーの仕様を何度も改良を重ねており、フレーム部分は全て亜鉛メッキコートされ抜群の耐蝕性を誇ります。
生地は3層のウレタンコーティングと縫い目部分全てを防水素材でカバー縫合することで高い防水性となっており、さらにベースパイプ、その他パイプ形状を四角形に変更することで全体の剛性、安定度を向上させています。より耐久性を求める方にオススメの一品です。
MC HOUSE 1300(デイトナ)
開口部高さ1700mm、奥行きも2600mmあるためビッグバイクも余裕で収納できる簡易ガレージです。フレームは1.7mm厚の肉厚を採用し、連結部はボルト固定とプッシュボタン固定を組み合わせているため、強度もありながら組み立ても非常に楽な作りとなっています。
市販のタープポールを使って、入り口部分の幕をタープとして使用できたり、砂やほこりなどの侵入を防ぐためスカート形状の裾となっているなど他にはない特徴も備わった簡易ガレージです。
まとめ
バイクを簡易ガレージで保管する事は、雨風や紫外線による汚れや劣化から愛車を守るだけでなく、防犯対策の観点からもメリットがあります。
バイクカバーのようにエンジンが冷えるのを待つ必要もなく、据付型のガレージに比べ設置にも時間もコストもかからないため、大切な愛車を守るのにオススメのアイテムです。
中にはメンテナンス等を行えるだけのスペースが確保された大型のものもあるため、色々な制約でガレージを諦めていたライダーの方は是非一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。