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冬場のツーリングでおススメスポット?注意点もご紹介!

寒くなってくるとどうしてもバイクに乗る機会は減ってしまうという方が多いと思います。

しかし、冬場のツーリングには温かい季節とは違った魅力があり、バイクに乗るのにオススメな時期とも言えるのです。

今回はそんな冬場のツーリングの楽しみ方をオススメスポットや注意点を交えながらご紹介したいと思います。

冬場のツーリングのススメ

冬場のツーリングと聞くと、ネガティブな印象を抱く方が多いでしょう。実際、メリットよりはデメリットの方が多いかもしれません。

しかし、冬場は空気が冷たく酸素濃度も高いため、燃費もよくエンジンにとっては最適な時期と言えます。空冷、水冷、油冷いずれの方法にしてもバイクが走れば走るほど熱くなるエンジンを冷却しなれけばならないのは、エンジンのパワーが落ちてしまうからです。それが冬場であれば外気温が低いため温まったエンジンにはむしろ最高の環境と言えるのです。

バイクにとっていいこの時期に是非ともツーリングに出掛けることをオススメします。

冬場のツーリングの注意点

冬場のツーリングのオススメスポットをご紹介する前に、まずは冬場だからこその注意点について解説したいと思います。より快適なツーリングにするために、これから解説する3点には十分に注意してツーリングに臨んでいただきたいと思います。

路面凍結

冬場ならではの注意点で特に気をつけて欲しい点の第一位と言っても過言ではないのが、路面凍結です。ただでさえ転倒のリスクを常に抱えて走るバイクでは路面凍結は死活問題になります。気温がマイナスを下回るような場合は、路面が凍結する可能性が非常に高いため、十分に注意して走行する必要があります。

特に木々で囲まれた山の中などの日光があまり当たらない場所や橋の上などは快晴であっても凍結している場合があるので油断禁物です。冬場のツーリングはスピードをいつも以上に抑えて走るように心がけましょう。

逆光

冬場は太陽の位置が低いため、逆光にも注意が必要です。

特に夕日はさらに位置が低いため、眩しい太陽光が目に入りやすいため十分に気を付けて走行する必要があります。逆光はその瞬間はもちろんのこと、強い光を受けたあとしばらくの間も目つぶしのように効いてくるため事故のきっかけにもなりかねません。

システムヘルメットなどではサンバイザーが付いているモデルもあります。シールドで対応するのも効果的です。シールドのついていないジェットヘルメットなどの場合にサングラスで対応するのもいいでしょう。常時つけておく必要はありませんが、すぐに装着できるように準備しておくことが大切です。

体感温度

冬場のツーリングではできるだけ体を冷やさないことが大切です。そのために意識しなければならないことが体感温度です。車と違い体が剝き出しのバイクだと、単純な気温だけでなく風速により体感温度はさらにずっと低くなるためです。たとえ、予想気温が普段より高めであったとしても、バイクに乗ればほぼ意味をなさないので、十分な服装で臨みましょう。今はグリップヒーターだけでなくグローブ、ウエア自体に電熱線が入ったものもあるためオススメです。また普段より休憩をまめにとり、少しストレッチをしたり温かい飲み物をとり体を温めることも意識的に行うとよいでしょう。

冬場のツーリングでのオススメスポット5選

注意点についてご紹介したところで、ここからはいよいよ冬場のツーリングならではのオススメスポットをご紹介したいと思います。今回はその中でも特に5つに絞って解説したいと思います。

冬ならではの名物料理

寒い季節ならではの食べ物が日本にはたくさんあります。冷えた体だからこそ、その土地土地での名産品を普段以上においしく食べることができるのも冬場ツーリングの思わぬ効果と言えます。肉や魚はもちろん、きのこや野菜など冬に旬を迎える食材を使った名物料理を味わうためだけにツーリングに行くのも最高に幸せな時間を過ごせることでしょう。

澄んだ空気による絶景

気温が低い冬場は、空気も乾燥し、チリや埃も少ないため空気が大変澄んでいます。

そのため夏場に比べて空気がキレイで視界がクリアになり、普段以上に絶景を楽しむことができるでしょう。目的地でキレイな空気の下、深呼吸しリラックスした時間を過ごすのもよいでしょう。

冷えた体を温める温泉

冬場のツーリングで一番オススメなのが温泉です。

もちろん湯冷めには十分注意しなければなりませんが、バイクで冷えた体で温泉に入る瞬間はなんとも言えない幸福感を味わうことができます。また、温泉だと体の芯まで温まるためその後のツーリングも快適に走行することができます。どの時点で温泉に入るかは慎重に検討する必要がありますが、冬のツーリングならではの楽しみの一つです。

温度調節が楽

バイクは転倒のことを考え、夏でも長袖長ズボンが推奨されます。そのため、いくらメッシュであろうが暑い季節であってもある程度のウェアである必要があります。

つまりそれ以上涼しい格好になるのは限界があり温度調節が難しいという欠点があります。しかし冬場であれば温かい格好であればあるほど、転倒時のリスクも減らすことができるため、夏場に比べ温度調節がかなり楽です。インナーや電熱線入りのベストやグローブなどを使えば温度調節の幅がさらに広がります。

人気スポットの渋滞が少ない

寒い季節であれば、外に出たくないと思う人が多いため人気のスポットが比較的空いているというのもこの時期のツーリングのオススメポイントです。普段は渋滞でなかなか進まない、到着してもあまりゆっくりできないという場所でも、あえて冬場に訪れることでゆっくりとリラックスして過ごすことができるかもしれません。これまでは人気すぎて避けてきたというツーリングスポットであっても、寒い時期だからこそチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

冒頭でも述べたように寒い季節はツーリングから遠のくのが一般的ですが、今回ご紹介したオススメスポット5選を読んで、愛車で出かけたくなったライダーの方もいるのではないでしょうか?

温かい季節のツーリングももちろん最高ですが、季節を感じることができるバイクだからこそ冬場もバイクライフを楽しんでみてはいかがでしょう。ご紹介した注意点に気をつけて万全の装備で望めば寒い冬でも楽しいツーリングになること間違いなしです。