新型コロナウイルスの影響もあり、近年一気に加速したキャンプブームですが、バイクに乗る方はアウトドアが好きという方も意外に多いのではないでしょうか?
今はまだツーリングのみだが、いつかは泊まりがけのキャンプツーリングに行ってみたいと考えているライダーの方に向け、今回はバイクでキャンプを楽しもうと題し、その魅力から必要なアイテムまでをご紹介したいと思います。
バイクキャンプの魅力とは?
まずはバイクキャンプならではの魅力についてお伝えしたいと思います。
今回は大きく3つの項目についてご紹介しますが、もちろんこの他にもバイクキャンプの魅力はいっぱいです!
遠出ができる
ツーリングに行く方は分かると思いますが、どうしても日帰りだと往復でのコースを選ばざるを得ません。いくら早朝に出発したとしても行ける範囲は限られてしまいます。
しかし、キャンプツーリングであればこれまで帰るために使っていた時間をすべて目的地までの時間として使うことができるのです。もちろんホテルや旅館に泊まるツーリングもいいですが、キャンプだとさらに選択肢が増えるため、これまでなかなか行けなかったツーリングスポットにも挑戦することが可能です。
費用を抑えられる
バイクキャンプだと通常のキャンプと比較しても様々な面で費用を抑えることができます。
その一番の理由は車とバイクの違いです。
ガソリン代をはじめ、駐車場代、高速料金などバイクのほうが断然安いからです。キャンプ場によってはバイクの駐輪は無料という場所も多く存在します。
またバイクキャンプは積載できる荷物が限られているからこそ、必然的に必要なものだけを選りすぐるためアイテムを揃える費用も抑えることができるというのも大きなポイントです。
一人(少人数)の時間を楽しめる
バイクキャンプだとその性質上どうしても人数は限られてきます。
多くの場合、一人もしくは二人で行くようなパターンが多いでしょう。もちろん車に乗り合わせて皆でワイワイしながらのキャンプも楽しいものですが、一人で自分の愛車で走り、夜はテントから愛車越しに満点の星空をゆっくり眺めるなんていうのもライダーにしかできないキャンプの楽しみ方です。
大自然の中で一人、愛車との時間を楽しむ、それがバイクキャンプの魅力です。
必要なアイテム
キャンプで必要なアイテムは人によっても違いはありますが、ここでは確実に持っていきたいアイテムを並べてみました。
バイクキャンプに限らず必須のアイテムですが、ライダー向けにバイクの積載量等を考慮した商品も数多く売られているため、キャンプ専門店だけでなく、あえてバイクアイテムのショップなどを巡ってみると思わぬ当たり製品を見つけることができるかもしれません。
テント | タープ | マット |
寝袋 | 椅子 | ランタン |
キャンプでは料理もしたいという方は以下のような調理アイテムも必要になってくるでしょう。ただし、限られた荷物しか持っていけないバイクキャンプにおいては使い捨てのものを道中で購入して調理が終わったら廃棄するというスタイルもおすすめです。もちろん今後も調理はしたいという方はしっかりとしたものを購入した方が長い目で見るとお得でしょう。
テーブル | クッカー | バーナー |
焚き火台 | ヘッドライト |
個人的にはバイクを突然の雨や夜露から守るためにもタープは特におすすめです。可能な限り自分のバイクがしっかりと入るサイズを持っていきたいですね。
バイクへの積載ポイント
バイクは車と違い積載量が限られるため、キャンプアイテムの積載はある意味もっとも重要なポイントです。
様々なメーカーからキャンプ向きのバッグも発売されているため、1つ持っておくと便利です。パッキングした荷物はしっかりとキャリアの中央にセットすることを意識しましょう。
荷物に偏りがあるとせっかく中央にセットしても走行中にズレてくることがあるため、可能な限り荷物の重さが左右均等になるようにパッキングするのもコツです。
キャリアには付属のベルトでしっかりと固定し、締めた後に揺らしたり押したりしてずれないかは入念にチェックしましょう。
素材や荷物の種類によってはどうしてもズレてしまうことがあるので、滑り止め用のゴムシートを挟んで固定するとより安心です。
またバイクキャンプの行きと帰りでは食材分が減ったり、逆にお土産分増えたりと荷物が増減することもあるため、それを考慮したベルトやネットなどの固定用具を準備しておくことにも注意が必要です。
まとめ
キャンプブームの昨今ですが、バイクキャンプと聞くとそのハードルはどうしても高いように感じてしまいがちです。しかし一度チャレンジしてみると、その自由度と自然の中でバイクと過ごせる貴重な時間に感動すること間違いなしです。
最初はちょっとした失敗や忘れ物もあるかもしれませんが、その不便さを楽しむのもキャンプの醍醐味です。さらに通常のキャンプよりも気軽に出掛けられるのがバイクキャンプの魅力でもあります。
自分の好きなバイクで好きなキャンプギアを持って好きな場所で日頃のストレスを一度リセットするためにバイクキャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと楽しい時間が過ごせるはずです!