バイクの楽しみといえばやはりツーリングですよね。人馬一体で自然を感じながら爽快に走るのはまさにバイクならではの醍醐味と言えます。
そしてツーリングを楽しむためにかかせないのがツーリングアイテムです。
今回はバイク初心者の方がツーリングを100%満喫するために、おすすめのツーリングアイテムについてご紹介していきます。
インカム
まず最初におすすめするのがインカムです。インカムとはBluetoothで繋がったヘッドセットのことです。ツーリング中も仲間と話をすることができるため、ある意味孤独とも言えるバイクでの走行中でも会話を楽しむことができる非常に便利なアイテムで、一度使うと、もうこれがないツーリングは考えられないと言っても過言でないほどの重要アイテムです。
道案内はもちろん、後続車が信号に引っかかった時、誰かが休憩したい場合などすぐに対応できるため安全のためにも是非装備したいアイテムと言えます。
また普段の通勤・通学においてもスマホとペアリングすることで、音楽を聞いたり、電話対応ができたりというメリットもあります。
USBポート
ツーリング中に動画を撮ったり、最初にご紹介したインカムとスマホを繋いだりする場合、必要となってくるのが電源です。もちろん出発前に十分に充電しておくことも大切ですが、長時間のツーリングになると思いの外バッテリーを使ってしまうものです。
また出先でなにかトラブルに見舞われた際にも電源を確保できると、スマホの充電切れという最悪の事態は避けられるためこちらも是非導入しておきたいアイテムと言えるでしょう。
ドライブレコーダー
車での装着はかなりメジャーになってきましたが、バイクへの装着率はまだまだなのがこのドライブレコーダーです。事故の瞬間を録画できるため客観的な証拠として非常に役立ちます。
またツーリングの際は万が一の事故の記録用だけでなく、普段行かない景色や仲間が走っている様子を前後から撮影するといった使い方もできる優れものです。
今はWi-Fiが内蔵され、その場でスマホに動画を転送しツーリング先でまさについさっきの走りを確認するという使い方ができるモデルもあり、ツーリングの楽しみの幅が増えること間違いなしです。
スマホホルダー
2番目にご紹介したUSBポートとセットでおすすめなのがスマホホルダーです。
これにスマホを装着しナビを設定すれば、目的地まで迷うことなく到着できます。また途中の交通規制などにも対応できたり、ツーリング中に電話がかかってきた際などにもより安全に対応しやすくなります。USBポートから電源を供給しておけばマップを開き続けていたとしても電池切れを心配する必要はありません。
またホルダーの向きを変えることでスマホの高画質で走行中の動画を撮影することだって可能です。
シートバッグ
バイクの欠点の一つが積載性の少なさです。普段の通勤通学では問題なくても、いざツーリングに行くとなるとやはり色々と荷物がかさむものです。財布やスマホはもちろん、飲み物や突然の雨に備えたレインウェアだけでもそれなりの荷物になってしまいます。
そこで是非一つ持っておきたいのがシートバッグです。もちろんバックパックなどでも構いませんが、長時間の運転ではなにも背負っていない方が体への負担はかなり抑えられます。バイク用のシートバッグはしっかりと固定できるよう設計されているため是非専用品を購入することをおすすめします。シートバッグがあればツーリング先でちょっとしたお土産なんかも買えるのもおすすめポイントです。
タンクバッグ
シートバッグに続きおすすめなのが、タンクバッグです。磁力でバイクのタンク部分に固定できるバッグのことで、シートバッグとの大きな違いが、その設置場所のおかげで地図やスマホをタンク上に展開しながら走行できるという点です。
またシートバッグだけでは足りない場合などにも使える拡張性の高いバッグとなっています。シートバッグと比較して自分にあった方を使ってみるとよいでしょう。
ウインドスクリーン
長距離ツーリングで高速道路を利用する場合におすすめなのがウインドスクリーンです。
フルカウルやツアラータイプであればもともと装備されている場合が多いですが、そうでない場合はこれがあるとないとでは体への負担が雲泥の差です。空気抵抗は知らず知らず体力を奪っていくため、特に雨天時や冬場の気温の低い時期などには効果絶大です。
体力が奪われると注意散漫になり事故にも繋がり兼ねないので、快適なツーリングはもちろん安全のためにもおすすめです。長距離ツーリングが多い方は是非検討してみてください。
パンク修理キット
こちらは使わないで済むに越したことはないアイテムですが、万が一に備えて携帯しておくと安心です。パンク修理キットは小さく重さもないので、特に荷物になるということはありません。値段も安いためツーリング先でパンクしたときのリスクを考えれば最初に買っておいてもいいアイテムと言えます。
ガソリン携行缶
ツーリングコースによってはガソリンスタンドがあまりないということも珍しくありません。想定外のことが起こることも多々あり、中でもガス欠は先に述べたパンクと同じくらい遭遇したくないハプニングと言えます。
そんな時にガソリン携行缶を持っていれば、バイクの場合であればたった数リットルであったとしてもそれなりの距離を走行することが可能です。特に初めて行く場所や泊りがけの長距離ツーリングに出掛ける際にはガソリン携行缶を持っていると安心感がかなり違うと思います。
グリップヒーター
グリップヒーターは冬場しか使用しないアイテムではありますが、その分効果は絶大です。寒い中でのツーリングで怖いのは手がかじかんでブレーキやクラッチ操作が疎かになることです。大事故にも繋がりかねないため、冬用グローブでも足りない場合には是非導入を検討してみてください。手が温かいだけで余計な体力を使わずに済むだけでなく操作に不自由がないためかなり快適さがアップすること間違いなしです。最近のグリップヒーターはキー連動タイプが多いのでバッテリーあがりの心配も少ない点もおすすめポイントです。
まとめ
初心者の方はツーリングアイテムについてよくわからないことばかりだと思います。経験して少しずつアイテムを集めていくことも楽しみの一つではありますが、今回ご紹介したアイテムは快適さはもちろん、安全のためにも非常におすすめできるものばかりです。
むしろ初心者だからこそ、基本的な装備として揃えてツーリングに臨めば運転に集中でき、よりツーリングそのものに集中できることでしょう。自分にとって優先順位の高いアイテムを見極め、是非快適で安全なツーリングにしましょう。