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バイクのエアバッグシステムとは?仕組みやおすすめをご紹介!

車では当たり前に装着されているエアバッグですが、実はバイクにもエアバッグシステムがあることをご存知でしょうか?

車以上に危険と隣り合わせのバイクだからこそ、安全面についてはより充実させるに越したことはありません。

今回は万が一に備えたバイクのエアバッグについてオススメの商品を中心にご紹介していきたいと思います。

バイクのエアバッグは着るタイプ

車のエアバッグと言えば、車体に搭載されているものが思い浮かぶと思いますが、バイク用のエアバッグはジャケットタイプの着るエアバッグが主になります。

車と同じように車体に搭載されたものも存在はするのですが、限られた車種にしか搭載されていないのが現状です。

まずは本記事でご紹介する着るタイプのエアバッグについて、大きく2種類に分かれる起動方式について解説します。

ワイヤー式

1つ目はワイヤー式です。エアバッグが内蔵されたジャケットにはエアバッグを作動させるためのピンがついており、それをワイヤーでバイクの車体と繋いでおきます。

ライダーが投げ出されるとワイヤーの先にあるピンがジャケットから抜け、エアバッグが展開するという方式です。単純な仕組みでバッテリーなども不要なため価格も安いのがメリットですが、乗り降りのたびにワイヤーを付け外ししないといけない点がデメリットと言えます。

センサー式

2つ目はワイヤー式の面倒さを改善したセンサー式です。

衝突や転倒の動きをセンサーが感知してエアバッグを展開するため、電源を入れいつも通りバイクに乗るだけでよく、ワイヤー式のように車体と繋ぐ手間が不要です。

ただし、付け外しの煩わしさはない分、バッテリーの充電切れに注意が必要な点や高額であることがデメリットと言えるでしょう。

オススメのバイク用エアバッグ8選!

バイク用のエアバッグについて簡単にご紹介したところで、ここからはオススメのバイク用エアバッグを見ていきましょう。

まだまだ大きな市場とは言えずメーカーも限られてはいますが、それぞれに独自の技術や特徴があるため、是非自分にあったものを探す際の参考にしてみてください。

hit-air MX-8(無限電光)

首・背中・脇・尻への衝撃を緩和してくれるモデルのうち、メッシュジャケットにエアバッグシステムを内蔵したモデルになります。

通気性と強度を備えた密度の高いメッシュ素材と視認性を高めるリフレクター素材が採用されているため夏場にも使用できるジャケットです。

肩肘にCE規格の軽量型HEXAパッド、背中にソフト脊髄パッドが標準装備されているのもポイントです。

hit-air EU-6(無限電光)

防水防寒ジャケットでライナーが脱着式のモデルです。

機能性・安全性を充実させ”走る楽しさ”をサポートするというhit-airシリーズの中でもフラッグシップモデルとなります。

アウター裏地には透湿防水素材INTERONが採用され、防寒ライナー脱着式で3wayの着こなしが可能であるため長いシーズン使えるモデルに仕上がっています。こちらもMX-8同様に肩肘にCE規格の軽量型HEXAパッド、背中にソフト脊髄パッドが標準装備されています。

hit-air MLV2-C(無限電光)

2022年4月1日に発売したばかりのスタンダードモデルになります。

こちらは上記2種とは異なりハーネスタイプになるため、ジャケットは自分の好みや気候に合わせて変えられるというメリットがあります。

CO2ガスを最大限に活用するためにエアバッグ気室各所を大きくしてあり、作動・展開の際に気室各所の固定収納ボタンやベルクロが瞬時に外れて気室が大きく膨らむのも特徴となっています。

サイズ調節はウェストアジャストベルトで行えるようになっています。

hit-air NW(無限電光)

首部分に特化したハーネスタイプのエアバッグシステムです。

通常はコンパクトなため、夏場のメッシュジャケットから冬場の防寒ジャケットまでインナーとして着るのに十分対応しています。

首気室と頸椎気室の二重構造となっており、首、顎、肩への衝撃を緩和してくれる作りとなっているのが特徴です。

背中や腰、脇、尻などは保護できないため、オプションプロテクターと組み合わせて使用することにより安全性が増します。

D-air SMART JACKET LS SPORT(ダイネーゼ)

通気性に優れたモーターサイクルジャケットで、モーターサイクル用プロテクションの進化の頂点に立つ優れたアイテムと紹介されるモデルです。

その材質には耐摩擦性と伸縮性に優れたムジェッロファブリックが採用され、肩と肘には Pro-Armorを装備、最高レベルのプロテクション機能と快適性、自由度の高い動きを提供してくれます。

またダイネーゼ独自技術によるD-airは、従来のプロテクターを必要とせず、保護範囲全体にわたって均一なプロテクションと膨張を可能にしているという特徴があります。

D-air MISANO 2 D-AIR PERF. 1PC SUIT(ダイネーゼ)

レーシングスーツで価格は定価で税込396,000円と高額ではありますが、MFJ公認モデルで肩、肘、膝部分の交換可能なアルミニウムプレートが入っているという特徴があります。

フィット感は維持しつつも、ニーグリップインサートや手首のセルフロックジッパーなどに新設計を加え、高い安全基準をさらにアップグレードしたモデルです。

ダイネーゼのセンサーはGPSまで装備されており、正確な走行速度を解析することで事故・転倒時の動きを瞬時に捉えて起動するという点で高く評価されています。

TECH-AIR 5(アルパインスターズ)

胸囲に約4センチの余裕さえあれば普段着用しているどのジャケットの下にも着用が可能というモデルです。

それにも関わらず保護エリアは胸部・背中・肩・上腕部・脇腹と広範囲に及び、合計6個の高性能センサーで1000分の1秒毎にモニタリングすることで、衝突前にエアバッグが展開するという特徴をもっています。

また無料の専用アプリで街乗り公道仕様と走行会などのサーキット仕様を切り替えることも可能となっています。

TECH-AIR STREET(アルパインスターズ)

TECH-AIR 5においては6個だったアクセルレーター(加速度)とジャイロ(傾き)を検出する構成のセンサーがさらに6個増えた合計12個備わったモデルです。

たとえ停車時(時速0km)であったとしても条件が揃えばエアバッグが展開し、約25秒/1000という一瞬で上半身の大部分をプロテクトしてくれます。

ただしこちらのモデルの装着には専用のアウターが必要となるためセットで購入する必要があります。

まとめ

まだまだ決して安価とは言えないバイク用のエアバッグシステムですが、以前からすると最近はかなりお手頃な価格に抑えられてきているものもあります。

見た目も普通のバイクジャケットと変わらないものや、今着ているジャケットのインナーとして着られる薄手のタイプまで種類も豊富となっています。

万が一のためのものであるため、一生使わないものではあるかもしれませんが、体が晒されるバイクだからこそ、より安全性を高めるためにも今後重要なアイテムとなっていくことでしょう。導入をお考えの方は是非今回ご紹介したモデルをチェックしてみてください。