バイクツーリングにおいて、もはや必需品と言われるレベルにまでなってきたのがインカムです。複数でのマスツーリングはもちろんのこと、タンデムやソロでも役立つアイテムとなっています。本記事では人気のバイク用インカムについてご紹介します。
バイク用インカム選定に関する3つのポイント
はじめに、バイク用インカムを購入するにあたっての選定基準について、3項目に分けてご紹介します。
【ポイント1】通話人数
まず確認したいことが通話可能な人数です。自分がツーリングを行う際にはどのくらいの規模が最も多いか考えてみましょう。ソロやタンデムが多い場合は通話人数が2人でも問題ありませんが、複数でのグループでツーリングに出掛ける機会が多い人は4人以上のものを選ぶとよいでしょう。
【ポイント2】通話距離
基本的には比較的近い距離で走るツーリングであっても、やはり信号などで仲間との距離が離れてしまうことも多々あります。また人数によっては先頭と最後尾ではそれなりの距離になることもあるため、通話可能距離が長いに越したことはありません。
街乗りがメインの場合は最低でも200m、高速道路に乗ることもある場合は最低でも1kmを目安にインカムを選定すると良いでしょう。
【ポイント3】防水機能やラジオ機能など機能面もチェック
通話人数と距離の他にも必要な機能として防水機能が上げられます。
特にツーリングにおいては天気が急変することもあり、むき出しのインカムは雨に打たれる可能性が非常に高いためです。
またFMラジオもあると便利な機能でしょう。特に一人で走っている時やツーリング以外でも通勤や通学時にもラジオを聞けることは想像以上に快適と言えます。
さらにインカムの中にはスマホと接続した際に「Siri」や「OK Google」と言った音声操作ができるものもあり、こちらも一度使うと手外せない機能であるためオススメです。
人気のバイク用インカム4選
インカムの選定方法についてわかったところで、ここからは実際に人気のバイク用インカムをいくつかご紹介したいと思います。
サインハウス B+COM SB6X
インカムと聞けば、まずB+COMを挙げる方も多いのではないでしょうか。国内メーカーという安心感に加え、その接続の容易さや音質への評価は高く人気の商品です。
特にSB6XではB+LINKという独自接続機能が搭載されているため、同一機種で揃えればインカムを使用する際に面倒な一台一台ペアリングという作業が不要となり、複数台であっても一度のペアリングで完了します。
通話距離も1.4kmと長く、最大通話可能人数は6人、防水性能もIP67レベル、他機種とのユニバーサル接続にも対応と十分な機能です。
さらに、音楽やナビの音声を聴きながらでもグループ通話が可能というのも楽しめるのもB+COM魅力と言えます。
FODSPORTS FX8改良版
FX8は最大通話可能人数が8人と多く、その最大通信距離も2kmと長いのが特徴です。
ダイヤル式のボタンが冬用の分厚いグローブでも操作しやすく、バッテリーの持ちがかなりいいのが特徴です。便利な機能としてFMラジオやSiriの音声操作にも対応しています。
さらに、有線接続AUX-IN対応にも対応しているため、スマホだけでなくBluetoothを搭載していないiPod・ウォークマンなどとの有線接続が可能なのもFX8の特徴と言えるでしょう。ヘルメットにクレードルを残し本体だけ外せるため、少しバイクから離れる際にもインカム盗難を心配する必要がないのも強みです。
LEXIN LX-B4FM
Amazonのインカムカテゴリーでベストセラー1位となっているのが、LEXINのLX-B4FMです。
その人気の高さの理由はやはりなんと言ってもそのコスパの高さでしょう。1台8500円程度と1万円を切る値段でありながら、最大4人同時通話で通信距離も最大1.6km、FMラジオも搭載していおり必要十分な機能となっています。IP67の防水性能も備わっているため、まずはインカムがどういったものかを試してみたいという方にオススメな一台です。
デイトナ DT-01
国内メーカー製がいいが、B+COMは少し値段が高すぎるという方にオススメしたいのが、デイトナのDT-01です。
まずその見た目がシンプルでスタイリッシュなデザインであるため高級感があります。ラジオ機能こそありませんが、最大通話人数は6人、通信可能距離は1km、防水性能はIP67レベルが備わっています。大型のボタンは着せ替えも可能でヘルメットに合わせて色を選択できるのもDT-01の特徴です。
またB+COMと同じく音楽やナビを聞きながらの通話も可能となっています。必要な機能がすべて揃い値段も手頃なDT-01はある程度しっかりとしたインカムを使いたいという方には安心の一台と言えるでしょう。
まとめ
バイク用インカムを選ぶ際のポイントや人気のインカムをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
インカムが有ると無いとではツーリングの快適性にも大きな差がでます。仲間と話をしながら走れる便利さは一度使うと手放すことはできないでしょう。またスマホと接続して音楽やナビの音声を聞いたり、電話対応も可能なためソロツーリングはもちろん、日常使いであってもその快適性を実感することができます。
本記事を参考に自分にあったインカムを見つけて、より楽しいバイクライフを送ってください。