ツーリングを目的にバイクを購入したいと思っている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、自分の好きなバイクに乗ることが一番ですが、本記事ではバイク選びに迷っている方にツーリングに向いているバイクや人気の車種をご紹介したいと思います。
ツーリングに向いているバイクとは
バイクには様々な種類や大きさがあり、それぞれに特徴があります。
ここではまずツーリングに向いているバイクの特徴についてご説明します。
ポジション
ツーリングは普段使いと違い、長時間・長距離を走る場合はほとんどです。そのため、疲労度が少なく楽な姿勢で運転できるバイクが向いていると言えます。
ハンドルはアップハンドルであまり前傾姿勢にならないアップライトなポジションがいいでしょう。また足つき性のよいバイクを選ぶのもポイントです。
積載性
荷物が多く積めるため、積載性の高いバイクはツーリングの際になにかと便利です。
泊まりがけやキャンプツーリングの場合には特に荷物が多くなるため、トップケースやサイドケースを取り付けやすかったり、キャリアが標準装備されているようなバイクが積載性が高いと言えるでしょう。もともとの積載性は高くなくてもオプションパーツが充実している車種であれば、そういった種類のパーツも揃っていることが多いためケースやバッグ類を装着するのに苦労しないでしょう。
航続距離
航続距離が長いバイクもツーリングにおいては魅力です。もちろん、途中で給油すればいいことですが、ルートによってはガソリンスタンドがなかなかない場合も多いため、タンク容量が大きく、燃費の良いバイクであるに越したことはありません。
防風性能
長距離ツーリングなどで高速道路を走る場合には特に防風性能は大切です。スクリーンやカウルの有無によって空気抵抗が全く異なり、高速巡行の場合には特に疲労度に大きな差が現れてきます。
風は思っている以上に体力を奪うため、高速道路を使う頻度が高い方は特に考慮しておきたい項目です。カスタム用のスクリーンを後付けするのも効果的でしょう。
ジャンル別人気のバイク【スポーツ・アドベンチャー・クルーザー】
ここからはツーリングに向いているバイクをジャンル別にご紹介していきます。今回は250ccの中から3台選定してみました。
スポーツ:Kawasaki Ninja 250
アドベンチャー:SUZUKI V-Strom 250
クルーザー:Honda Rebel 250
【スポーツ】Kawasaki Ninja 250
カワサキのニンジャ250の魅力はなんと言っても、スーパースポーツバイクでありながら、楽なライディングポジションであり高速道路を使った長距離ツーリングでも疲れにくい点です。
積載性に関しては高いとは言えませんが、低速から高速まで使えるエンジンや軽い車体は軽快な走りを生み出します。タンク容量も14Lと大きいためロングツーリングでも十分でしょう。
【アドベンチャー】SUZUKI V-Strom 250
スズキのVストローム250は販売開始後から、ツーリングライダーを虜にしたバイクです。
オフロードとオンロードのいいとこどりをしたようなバイクで、ウインドスクリーン、大型アルミ製リヤキャリア、ナックルカバーなどを標準装備しています。楽なライディングポジションやメンテナンスが楽なセンタースタンドも魅力的です。
純正パーツのサイドケースやトップケースも秀逸で、バイクのデザインにマッチしているだけでなくソロキャンプツーリングもこなせるだけの十分な積載性を有しているのも特徴と言えます。
【アドベンチャー】Honda Rebel 250
クルーザータイプとして、ここ最近最も人気の車種がホンダのレブル250です。
クルーザーならではの低いライディングポジションや、アシストスリッパークラッチなどの最新装備は、ロングツーリングでの疲労軽減にも寄与してくれます。
またその人気の高さゆえにオプションパーツが充実しているのもレブルの魅力の一つです。積載性を上げるリアキャリやサドルバックステーはもちろんのこと、アクセサリーソケットやメーターバイザーなどツーリングに便利な装備も豊富に揃っています。
排気量別人気のバイク【400cc・900cc】
つづいては、排気量別での人気のバイクについてご紹介します。ここでは普通自動二輪免許で乗れる400ccクラスと大型自動二輪免許で乗れる900ccクラスを取り上げます。
【400ccクラス】YAMAHA SR400
デビューから40年以上経つヤマハのロングセラーバイクがSR400です。
その魅力はやはり空冷のシングルエンジンと言えるでしょう。その始動はキックのみであり、これに憧れてSR400を購入するという人もいるほどです。変わらないデザインの中にも、現代の最新技術が詰まっており、オートバイの根源的な魅力を教えてくれる一台です。
またそのフラットなシートと後部全体を囲うグラブレールのおかげで見た目以上に積載性が高いのもこのバイクの特徴です。景色を楽しみながらバイクの鼓動を感じるツーリングには最高の一台と言えるでしょう。
【900ccクラス】Kawasaki Z900RS
大型バイクで3年連続新車販売台数1位を記録しているのがカワサキのZ900RSです。
見た目は近年爆発的な人気のネオクラシックスタイルであり、LEDライトに倒立式のフロントフォーク、ABSやトラクションコントロールなどの最新技術が搭載されたマシンは速さだけでなく安全性についても折り紙付きです。
さらにはノーマルでも開発陣がこだわったと言われる排気音も魅力的です。このバイクでツーリングに出掛ければ、バイクに乗る悦びを再認識すること間違いなしでしょう。
まとめ
ツーリングに向いているバイクや人気の車種についてご紹介してきました。少しでもバイク選びの手助けとなれば幸いです。
ただし、ここまで読んで「自分が購入しようとしているバイクはツーリングに向いていないかも」と思った方もいるかもしれません。しかし、これはあくまでも選定基準の一つに過ぎないということも忘れてはいけません。バイクはそもそも趣味性の高い乗り物なので、自分が本当に乗りたいと思ったバイクでツーリングに出掛けることが最も大切なのです。お気に入りの愛車で最高のバイクツーリングを楽しんでください。