バイクの魅力のひとつは、自然と一体になって走る爽快感です。特に、景色の美しいルートを走るツーリングは、ライダーにとって特別な体験となります。この記事では、日本全国の中から、初心者からベテランライダーまで楽しめる、絶景が楽しめるおすすめのツーリングルートを5つ紹介します。次の休みには、ぜひこれらのルートを走って、ツーリングの楽しさを満喫してみてください。
1. 北海道・知床横断道路（道道93号線）
絶景ポイント：知床峠・羅臼岳
知床横断道路は、北海道の世界自然遺産「知床半島」を横断する絶景ルートです。この道路は、標高738mの知床峠を通り、羅臼（らうす）から斜里（しゃり）に至る道道93号線です。春から秋にかけての短い期間だけ開通しており、そのため季節限定の楽しみでもあります。
道中では、晴れた日には遠くの羅臼岳や国後島を眺めることができ、眼前に広がる大自然が圧倒的な存在感を放ちます。道路の両脇に広がる原生林や、峠を越えるときに見える海岸線の美しさが、まるで自然の劇場にいるかのような感覚を与えてくれます。
おすすめ時期：7月〜9月（夏季）
2. 長野県・ビーナスライン
絶景ポイント：霧ヶ峰・車山高原
ビーナスラインは、長野県の美しい山岳地帯を走る、標高約1,400m〜1,900mの高原道路です。このルートは、日本有数のツーリングスポットとして知られており、車山高原や霧ヶ峰高原など、四季折々の美しい景色が広がります。特に夏には、青い空と緑の草原、秋には紅葉の鮮やかなコントラストが楽しめます。
爽快な高原ルートを走り抜ける感覚は、まさに「天空の道」を駆け抜けるようなもの。途中には温泉や休憩スポットも充実しており、ゆったりとしたツーリングを楽しみたいライダーにぴったりです。
おすすめ時期：5月〜10月（春〜秋）
3. 京都府・丹後半島一周ルート（国道178号線）
絶景ポイント：伊根の舟屋・経ヶ岬
丹後半島は、京都府北部に位置する日本海に突き出した半島です。国道178号線を使って半島を一周するルートは、美しい海岸線と豊かな自然が特徴です。特に、伊根の舟屋群は、日本の伝統的な漁村の風景を楽しめるスポットとして有名で、海に浮かぶ舟屋の風景は一見の価値あり。
さらに、半島の最北端に位置する経ヶ岬（きょうがみさき）では、日本海を見下ろす雄大な景色を楽しめます。海と山が織りなす自然の絶景を、海風を感じながら走るのは、ツーリングならではの特別な体験です。
おすすめ時期：4月〜11月（春〜秋）
4. 宮崎県・日南フェニックスロード（国道220号線）
絶景ポイント：青島・堀切峠
宮崎県南部の海岸線を走る日南フェニックスロードは、南国のリゾート気分を満喫できるツーリングルートです。道中には、ヤシの木が並ぶパームラインや、青く澄んだ太平洋の海岸線が続き、常夏のような雰囲気を楽しめます。
特に堀切峠からの眺めは素晴らしく、青島やその周辺に広がる奇岩群「鬼の洗濯板」が見事な景観を形成しています。このルートは、冬でも暖かいため、寒い時期でも快適にツーリングが楽しめるのも魅力です。
おすすめ時期：1年を通して（特に春〜秋）
5. 沖縄県・古宇利大橋
絶景ポイント：エメラルドグリーンの海
沖縄本島の北部に位置する古宇利大橋は、約2kmに渡ってエメラルドグリーンの美しい海を渡る絶景ルートです。橋を走ると、まるで海の上を走っているかのような感覚になり、両側に広がる青い海と空が壮大なパノラマを提供してくれます。
沖縄ならではの開放感あふれるツーリングを楽しみたい人にはぴったりのスポットです。周辺には観光スポットやビーチも多く、休憩しながら観光も楽しむことができます。
おすすめ時期：1年を通して（特に夏）
まとめ
日本には、四季折々の美しい景色を楽しめるツーリングルートが数多くあります。今回はその中でも特に、絶景が楽しめる5つのルートを紹介しました。北海道の大自然、長野の高原、京都の海岸線、宮崎の南国リゾート、そして沖縄の美しい海と、どれも異なる魅力を持つ場所ばかりです。
次のツーリングでは、ぜひこれらの絶景ルートを選んで、バイクでしか味わえない感動的な景色を堪能してみてください。