少しずつ暖かくなり春が近づくと、いよいよバイクシーズンの到来です。ここ最近は新型コロナウイルスの影響もあり、二輪ブームが再来しているため、密にならないよう注意が必要ですがやはりバイクとツーリングは切っても切り離せないものです。
そこで今回は2022年の春に行きたい全国各地のおすすめツーリングスポットをご紹介したいと思います。
八幡平アスピーテライン(北海道・東北エリア)
北海道・東北エリアでおすすめなのが、「八幡平アスピーテライン」と呼ばれる岩手県と秋田県の境に広がる県道23号線の山岳道路です。
冬場は閉鎖されていた道が4月中旬頃から順次開通し、この地域ならではの「雪の回廊ルート」を走れることでも有名です。高くそびえ立つ雪の壁はまさに絶景で、その中をバイクで颯爽と走る気持ちよさはここでしか味わえない、他にはない魅力です。
以前は有料道路でしたが、現在は無料で解放されている点もオススメポイントです。
いろは坂(関東エリア)
メディアでもたびたび取り上げられ、ワインディングロードの代名詞として有名なのが栃木県日光市にある「いろは坂」です。紅葉の名所として名高いため、秋は常に渋滞するほどの人気スポットですが、新緑の生い茂る春もバイク乗りにはオススメです。
紅葉シーズンほど交通量も多くはないので、下りと上りで合計48か所もあるカーブを楽しむことができるのもオススメのポイントです。
ビーナスライン(東海・北陸・甲信越エリア)
長野県の諏訪方面から美ヶ原高原方面まで抜けた、全長約88kmにも及ぶロングルートが長野県の中央付近に位置する無料の高山ドライブルートである「ビーナスライン」です。
ツーリング好きなら一度は耳にしたことがあると言っても過言ではないほど全国的にも有名なツーリングスポットになります。
一番人気の時期はニッコウキスゲが咲く夏場のため、春は比較的交通量も少なくバイクツーリングには最もオススメの時期と言えます。
その長い道のりの中には展望エリアや、遊歩道、道の駅など、バイクを降りて楽しめるスポットも数多くあるため、春の優雅な一時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
明石海峡大橋(関西エリア)
明石海峡を横断して兵庫県神戸市と淡路市(淡路島)に架けられた有料道路の大橋が明石海峡大橋です。世界最長の吊り橋であり、その全長は3,911mにも及ぶため、ゆっくりと橋の上を楽しみながらツーリングができます。季節・時間などによって変化する夜間のライトアップや、夕日をバックにバイクで走り抜けるのもいいでしょう。
淡路島にも色々な観光スポットがあるので、そのまま淡路島をぐるっと一周するのもオススメです。
四国カルスト(中国・四国エリア)
高知県と愛媛県にまたがる四国カルストは、標高1,000m~1,500mに連なるカルスト台地でのツーリングが楽しめるスポットです。
中でも特にオススメなのが、四国カルストを東西に走る「天空の道」と呼ばれる県道383号線です。青い空と白い雲が広がる広大な高原の中にまっすぐ伸びた道路をバイクで走り抜けると、まさに天空を走っているような爽快感を味わえます。晴れた夜には満点の星空も楽しめるため、泊りがけでツーリングに出かけるのもよいでしょう。
やまなみハイウェイ(九州エリア)
九州の人気ツーリングスポットの定番の一つが大分と熊本の阿蘇まで続く「やまなみハイウェイ」です。総距離は60km近くにも及ぶロングルートとなっており、人気の温泉地である大分の「湯布院」からの木々に囲まれた峠道は、カーブもゆるやかなため初心者でも無理なく楽しめます。阿蘇では360度のパノラマビューも楽しめる絶景ポイントもあり、山岳道路を満喫できます。
平成28年熊本地震で一時は通行止めとなっていた場所もありましたが、現在は全線開通しているため九州の絶景を是非一度味わってみてください。
まとめ
今回は、全国各地のオススメツーリングスポットを6か所ご紹介しました。
お住まいの地域によって行ける範囲は限られるとは思いますが、春の気持ちのいい陽気の中、是非ツーリングを楽しんで心身共にリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
なお、初めて行く場所や慣れない道路では細心の注意を払いながらツーリングを楽しむようにしましょう。コロナの影響を受けている場合もあるため、事前に情報収集を欠かさず、無理のないスケジュールで望むことも大切です。