コロナ禍でのバイク人気に伴い、キャンプツーリングやソロキャンプに出掛けるライダーの方も多いのではないでしょうか?車と違い積載量が限られるバイクでは持っていくものの選定も大切です。特にキャンプでは必須アイテムであるツーリングテントの選定は重要と言えるでしょう。
本記事ではツーリングテントの選び方からオススメの商品まで詳しくご紹介していきます。
ツーリングテントとは?
ツーリングテントとは、その名の通りバイクや自転車などでキャンプツーリングを楽しむ際に使用するテントのことを指します。一般的なテントと違い、コンパクトで軽量にできている点が最大の特徴です。キャンプツーリングの場合、バイクや自転車などに載せられる荷物の量には限りがあるため、可能な限り小さくて軽いものを選ばなければなりません。
ツーリングテントは、コンパクトでありながらも強度もしっかり確保されて作られているため、丁寧に扱えば長く使用できるものも多いと言えます。
なお、コンパクトで軽量であるという点から登山用のテントと混同する人もいますが、強風などは想定していないためその点には注意が必要です。
ツーリングテントの選定基準
ツーリングテントについてどのようなものかわかったところで、ここからはその選定基準について詳しく解説していきます。4つのポイントを1つずつ見ていきましょう。
軽量・コンパクト
まず第一に挙げるのが軽量でコンパクトであるということです。
そもそも車両の積載許容幅は荷台から左右15cmずつという規定があるため、収納サイズは小さいに越したことはありません。
重量の目安としては小排気量のバイクでも軽快なライディングができるよう2〜4kg程度がよいと言われています。ただし、軽ければ軽いほど価格が高くなる傾向にあるため、登山用ほど軽量である必要はないでしょう。
設営が簡単
ツーリングテントでは、設営が簡単であるいうことも重要なポイントです。
ツーリングを満喫した後は意外と疲れているため、テントの設営に時間をはかけたくありませんよね。また設営が簡単なテントの多くは撤収も楽に行えるものが多いため、特にソロキャンプや雨天時など1人でもテントの設営・撤収ができることを想定して選定するのが良いでしょう。
通気性・耐水性
空気がこもり、結露がひどいとテント内で快適に過ごすことができないため、通気性は重要な要素です。インナーテントの窓がメッシュ仕様のものや、換気のためのベンチレーションが付いているものを選ぶと良いでしょう。また耐水圧が高いと、雨はもちろんのこと、冷気の侵入も防いでくれます。耐水圧について、使用する環境や天候により異なるためプロである店員さんにどの程度のものが良いか相談するのがオススメです。
前室の有無
ツーリングテントでは前室の有無も大切です。前室が大きいテントであれば、荷物が置けるのはもちろんのこと、料理を作ったり、雨が降った際にはバイクを避難させることも可能です。
逆に前室がなければその分だけ軽量でコンパクトに収納できるというメリットもあります。自分にはどちらのタイプが合っているか慎重に判断するようにしましょう。
オススメのツーリングテント3選
ツーリングテントの選定基準について解説したところで、ここからはオススメのツーリングテント3選をご紹介したいと思います。
ツーリングドームST【コールマン】
収納時のサイズが約19×49cm、重量が約4.4kgとコンパクトでありながらも、大人が屈まずに出入りでき立ったままに着替えができるテントです。比較的広い前室が備わっているのもオススメポイントです。一人でも設営が楽なポールポケット式であるため、まさに初めてのツーリングテント選びに迷っている方にオススメのテントです。
ツーリングドームLX【コールマン】
前でご紹介したツーリングドームSTの前室を広くしたモデルとなります。重量は約5.2kg重くはなりますが、収納サイズは約21×49cmとほとんど変わらず定員は2〜3人と広々と使えるテントです。耐水圧1,500mm、ポール素材グラスファイバー製、1人でも設営しやすいポールポケット式採用など、基本性能はSTと変わりません。
ライダーズバイクインテント T2-466【DOD】
ツーリングキャンプにフォーカスして作られたテントです。折り畳み傘のように収納されているので、紐を引くだけで展開し設営が完了してしまうワンタッチテントとなっています。
収納サイズは約61.5×23cmと上記2つに比べると大き目ではありますが、それでもバイクに積載できるコンパクトサイズとなっています。前室にはバイクが十分収まるだけの大型キャノピーを備えているのが最大の特徴と言えるでしょう。他にも吊り下げ式のインナーテント、2ヵ所の出入口、3000mmの高い耐水圧などコスパの高いツーリングテントです。
まとめ
ツーリングキャンプをする上で、欠かせないアイテムであるツーリングテントの選定はとても大切です。しかし、大きさや重さに制限があるバイクでのツーリングキャンプだからこそ味わえるキャンプ用品の選定も楽しみの1つと言えるでしょう。
自分にあったツーリングテントを見つけ、是非ツーリングに負けないくらいキャンプそのものも楽しんでください。